ハツコイ






大会当日





優里と2人で体育館へ行った。





恭助は2年生ながらも、6番を着ていた。





ユニフォーム姿の恭助はいつもと違って見えた。




先輩に混じりながら、堂々とプレイしている恭助は真剣な顔で、シュートをどんどん入れていく。




「キャ〜中島先輩カッコいい
そう思わない?」




「かもね。」




男の子をカッコいいなんて思ったのは今までに無かった





「なんかこの頃、蘭のオーラが明るくなってきた」



「そ…かな?」



「そうだよ最初、すっごく話しかけずらかったもん」



「素直にどうも。」





優里と話しながらも、ぁたしの瞳だけは恭助を追っていた。