「悲しいこと言うねぇ、蘭ちゃん(笑)」 「……恭…助…?」 「大正解だよーん で、こんな時間にどうした?」 「………。」 「…んー、とりあえず、家来る?」 「へッ?」 「俺一人暮らしだから。そのでかい荷物持つよ?」 「…ありがとございます。」 なにも言わないあたしを、なにも言わずに導いてくれた。 「ここが、俺んちだよ」 「おじゃまします。」