「いやっ、勢いで出てきたけど…。 全部分かるわけないじゃん?」 凛乃が開き直って話す。 「どーすんの…」 とにかく途方に暮れてて。 周りは、2年生の色のピンクのリボンをしてる。 ちなみにアタシたちは赤。 まぁ、凛乃は着崩してるけど。 「と、とりあえず誰かに聞いてみよっか?」 不安そうに凛乃がアタシに相談する。 「…そうしよっか」 そのときだった。