―お昼休み 「那星、ご飯食べよ」 「あ、うん!」 凛乃がお弁当を持ってアタシの隣りに座った。 「進展は?」 「っえ?何の??」 分かってるくせに、そう言って凛乃は笑った。 「電車の彼だよ~」 「あぁ…。 進展なんてあるわけないじゃん」 そんな言葉を言っときながら、自分にため息。 「まさか、メアドは?」 驚いた顔をして、凛乃はアタシを見つめた。 「き、聞けるわけないじゃんっ!!」 顔を真っ赤にして、アタシは抵抗する。 あ、今女子になってる。笑