「さて、どうする?帰る?泊まる?」
「はぁ!?意味がわかんないわ何その二択」
「あれ?ほんと?泊まるって言ったらやることなんてひと―」
「帰るに決まってるでしょ!」
ここに来た時では考えられないくらいのスピードで
立ち直ってるのがわかる。
だけどもうひとり
なんとかしなきゃいけない子もいる。
「お送りしましょう。お嬢さ…痛―っ!」
わざとらしく言った相模を睨み、腕を伸ばしてでこピンをお見舞いした。
「涙くらい拭かせて馬鹿相模」
「案外力強いでこピンするね友響ちゃん…」
おでこを擦りながら相模がぼやく中、
崩れ切った顔を少しでも整える為に鞄を開けた。
メイクポーチから鏡を出しながら、走り去っていった彼を思う。
…明日で間に合うかな。
学校に来て
くれるといいけど…

