バンッ!! すごい音を発てて倉庫の扉が開く。 何事!? 「優衣!大丈夫か!?」 息を切らした爽が倉庫に入ってきた。 ハアハアしながら私と男の子に近付く。 「純。お前なんで優衣を拉致した?」 息を調えながら男の子に近寄る。 暗い中だけど、顔が怒ってるってわかる。 「爽!私が話そうって誘ったんだよ!」 「手を縛られながらか?」 うう。確かに私の腕は縄で縛られている。 否定はできない。