爽は頭がいいと思う。 補習だってあんなにいっぱいあったプリントの山が数十分で終わらせてるし。 本当に私いらなかった。 私のほうが年上なのに頭悪いし。 虚しくなってくるな。 全てが完璧ってやつ? なんかムカつく。 「お使い行ってきてくれる?」 それはある日の昼。 お母さんに言われて私はお使いに行くことになった。 休日はお母さんが家にいて義父は忙しくお仕事。 爽は自分の部屋で寝ている。