「なに考え事してんだよ!爽らしくねえな~」 テンション高く俺に言い寄ってきたのは智喜だった。 「あっ、そうだ!」 「なんだよ」 「今日カラオケ行かぬえ?割引券持ってんだよ」 そう言いながら智喜はポケットからカラオケ店の割引券を出した。 カラオケか・・・。 最近行ってねえしたまにはいいかもな。 「いいぜ、たまには付き合ってやるよ」 「行きたいくせに~。素直じゃないんだから」 「うっせ」