「優衣、気分悪いのか?」


「雅樹君・・・。大丈夫!元気だよ!」



雅樹君は高校に入ってできた男友達。
かっこよくて優しくて自慢の友達。



「放課後一緒にカラオケ行かない?」


「ごめん、今日は爽と話したいことがあって」



私がそう雅樹君に言うと雅樹君は怖い顔をしながら私を見た。



「爽って奴不良だよね?かなり悪の」


「不良だけどすごく優しくていい子だよ?」


「ふ~ん」