「そまでだ。こいつは俺のだから」 「へっ?爽・・・?」 何故かいきなり突然目の前に現れたのは銀色の髪をした狼。 爽だった。 「爽、やっぱり優衣のことを・・・」 「そうだ。だからこいつは渡さない」 「俺だって優衣のことが!」 なにを話しているのかさっぱりわからない私。 「優衣。行くぞ」 ガシッ 爽に腕を掴まれた。 ドキッ 少しだけドキッとした。 よくわかんないけど。