キラキラサイダー

(うっ)

し、しまった。

今、あたし思いっきり不審者だったと今更慌てる。

「…前から思ってたんだけど、渡辺さん、ってさ…」

咥えてたポッキーを指に持ち替えて斎藤君が口を開いた。

思いっきり不審な行動したばっかだったから、何を言われるんだろう、とあたしは身構える。

「小動物みたいだよな。リスとか…ハムスターみたいな、そんなカンジ」

(…………)

斎藤君の言葉に、思考が一分間程停止中。