キラキラサイダー

早速遠慮しながらもパンの袋を開けて一口かぶりつく。

いい天気だし、日差し暖かいし、パンも美味しいし。

…そして何より、斎藤君もいるし。

パンをかじりながら、自然と口角が上がってしまう。

そしたら。

斎藤君があたしの顔を見て、小さく吹き出した。

「えっ、えっ」

なに、とあたしがアタフタと慌てるのに。