キラキラサイダー

(あたし絶対体重重いし!)

頭の中で妙に焦る。

「いや、渡辺さん軽いし平気だから」

まるであたしの心中読んだように斎藤君が答える。

その間にどうにか自分で立って。

「…平気?」

腕離しつつ確かめるような斎藤君の問いに、試しに足首回してみたりするけど、痛みとか全然感じない。