♀スクール・デイズ♂

「私もずっと眠ってなくて、目の奥が痛いわ」


「あ――」


と、突然芳くんはうなったかと思うと、そのまま仰向けに倒れこんだ。


「よ、芳くん?」


私は驚いて、立ち上がり、傍に寄ると……。


彼は、すやすやと、寝息をたてていた。


「……」


全く……この子はっ!


ほんと、子どもなんだから。


私は、ベッドから持ってきた枕を芳くんのあたまにあてがい、毛布をかけてあげた。


部屋の明かりはつけたまま、私はベッドにもぐると、そのまま眠りについていた――。