『髪がピンク、スカート短い、ピアスあけてる、化粧……どれも誰にも迷惑
かけてない。ほっといてよ』

「……浅田」

『あーもう。うっさい。帰るから』


私は急いで職員室を出た。

仲田の瞳に吸い込まれそうに
なったから……













「あ、浅田ちゃんきた☆」

でた~、
チャラウザ男

あ、チャラウザ男とは
智弥さんのことで。

チャラチャラしてるしウザイから
チャラウザ男。

なかなかいいでしょ。


『チャラウザ男、どっかいって』

「それ俺のこと?(笑)」

『あんた以外に誰がいんの?』

「俺がいるよ」

『?!…橋本か……』

「携帯…職員室におきっぱだったよ!んじゃ…ば~い★」

そういうと橋本涼介は
走っていった。

『どこにあったんだろ…ま、いっか』

「浅田ちゃん!帰ろ★」
『……さよなら』
「ち、ちょっと!」


さ、智弥さんを置いていったところで


早く家に帰ろ…