心の言葉が凄く安心感を与える。

私は返事をする代わりに心にもたれかかった。




「着いた!!」

あっという間に家に着いた。

自分の家なのに緊張する私。

今日に限って家族みんなが揃っている。

『ただいま……』

「お邪魔します…」

「おかえり!久々にお父さんいるよ!あれ…そちらは…??」

『彼氏………お母さん!話がある!!』

私は心の腕を掴みリビングに入った。

『お父さん!お兄ちゃんも話ある!!』

「まぁ座れ…誰だ…隣にいるやつは…」

『彼氏!お父さん!お母さん!心と結婚したい!!』

「愛さんを必ず守ります!」

『心はね…3年だから卒業じゃん…私まだ1年残ってる…でも学校やめたいんだ……』

「そちらの両親は…何て言ってるんだ…?」