戦場となった場所は、本来雪景色で綺麗な場所






 それが今ではどうだろう………辺り一面、バンパイアが触れると即座に灰と化す聖銀の火の海と化している。






「まったく……無様な姿ですね。…なんですか、これは…」




 シルディの足元には灰と衣服。


 着ていれば鳩尾だろうそこには、図々しくも銀色の針が刺さっていた。



 その針はシルバーから構成され、上位にはハート型が型通られている





「この針で灰に・・・・・」




 表情があれば、呆れた表情をしているに違いない冷たい言葉




「下級バンパイア相手に元帥のメリー・アレ……「メリー・アレッサだとっ!?」




 大声で騒ぐスンネに、シルディが静かに目をやる




「いきなりなんだよスンネ!」


「本当に相手はメリー・アレッサなのか!?」


「僕の情報に間違いがある訳がないでしょ。いきなりなんなのさ…」




 説明の邪魔され、挙げ句の果てに情報を疑われたフアルクは、鋭い目でスンネを睨む




「あ、いや、その、メリー・アレッサって適合武器を2つ持ってる奴だろ!?」


「…スンネにしては良く知ってるじゃん。
メリー・アレッサは4歳の頃無理やり聖者に加入させられてる。
その後、8歳で特攻隊に入って、2年後に特攻隊の上の特別暗部にまで昇格。
で、12歳の若さで元帥の地位に。
現在は18歳になる、ピチピチの女の子だよぉ〜」



「まて、そこだよ!おかしくないか?」




 すかさず入るスンネ