「トウセ元老員様、牢獄の番人は現役で戦場に出てる者にも耐え難いものです。どうか情けを・・・」




 青い顔を向ける




「マトヤ殿はお優しい。
ですが、メリー元帥は今回のを入れれば番人送り、何回目ですかな?」



 その言葉に言葉がつまる



「・・・・・・・・3回目になります」


「2回も経験がありながら、これでは自分から番人送りにしてくれと言っているようなものですねー。
前回までの番人送りの日数が、甘かったのではないですか?」




 鋭い目に威圧される





「そうである。
前回は4日間いた、なら今回は6日間でいかがであるかな?トウセ殿」




 マトヤが息を飲む




「6日間ですかー。
いいでしょう。メリー・アレッサの処置は、6日間の牢獄の番人送りで許しましょう」




 トウセの決定に他の元老員も、満足そうに笑う


・・・・・1人を除いては






「では、マトヤ殿?
メリー・アレッサを明日、地下牢から牢獄の番人の所へ」


「・・・・・・・わかりました。」


「では、これで終わりですねぇー。
皆さん、さっさと仕事について下さい。」





 バタンッと音をたてて閉まる扉







 そうしてまた、1日1日と終わっていくー・・・




 何も分からないまま



 先が見えないまま




 否、見ようともせずに・・・