「だから!!!!!!
彼女の護衛は同等の奴にしろと言ったんだ!!!!!!!」

「メリー・アレッサだけに元帥を付けてられるかッ!!!!!!育て方が悪かったのではないのかな!!!!???」




・・・・・・・・・・




「・・・・・失礼ですが元老員様、トウセ様が・・」



「「マトヤ殿は黙っていなさい!!!!!」」








「(いらしたのですがー・・・・)」








 また口論を始める2人は、扉前に立っている2人を見ようともしない









ダンッ!!!!!!




「!!!」



 
 マトヤといた男が、後ろの扉をグーで叩けば静まる室内




「メリー・アレッサが帰って来てから2日もたっているのに、未だ処置が決まってないのです。
……静粛(せいしゅく)、願いできますよね?」






シ・・・・・ン・・





「どうも。」





 何食わぬ顔で近くの椅子に腰をかける






「さて、やらかしてくれましたねー……マトヤ元帥。」


「・・・・・・・申し訳ございません、トウセ元老員様」


 頭を下げるマトヤには目もくれない




「メリー元帥を連れ戻すだけで、何人の死人を出せば気が済むのですかねー。
それも、今回は貴重な元帥の地位の者を、………何人でしたっけ?」


「・・・・・・3人です」


「そうです。それに加え、ずっと前線で戦っておられたソーラ元帥が重傷…。

メリー元帥に守られていた聖医が負傷者を治療したことによって、死者の数が増えなかったのが唯一の救い。

だがそのメリー元帥が、あのシルディ公爵に自ら寄ったと……元帥達の手を振り払ってまで…」



 責め立てるようにマトヤに視線を移す




「トウセ殿。
メリー・アレッサ、牢獄の番人送りを提案いたす」


「私も同意見である」



 もとからいた元老員が言った




「頭がなってなくて困りましたね〜。
問題はそこではないんですよ。番人送りは決定事項ですが、何日間ブチ込むかですよ」