「・・・・・・・シルディ様、申し訳ございません。人間などの手に・・・・」
ーー触れさせてしまい・・・・
震えた声
5人が静かに膝を折るのが、背中越しに感じた
「まったくです。
・・・・・何をしてんでしょうか私は・・(あんな小娘を魔界に招くとは我ながら呆れる・・・・)」
「あの・・・・シルディ様?」
今更ながらに自分の不可解な行動を奇怪に思うシルディ。
その曖昧な答え方に、自分達は消されるのではないかと、フアルクが不安げに声をかける
「いえ、・・・・帰りますよ。」
「「 はい 」」
負に落ちないが、シルディがこの話を終わらせたら、この話は終わり
自分達の命に問題がないことに胸を撫で下ろし、
ロシードが創りだす魔界に繋ぐ暗闇のシールドに足を踏み込ませ、シルディの後に続く