「あなたがおっしゃる通り、今日は何もしないで帰りましょう」
「「!!!!」」
シルディの発言に、唖然とする5人
「ん、ありがとう」
ほほ笑みとお礼を言ったメリーは、シルディ達に背をむけ叉遊漓を再び開いた
「かける十(とお)」
叉遊漓は言葉に反応するように、言われた数だけ拡大した
ットン
「!!」
宙に浮かした扇子に飛び乗った瞬間、メリーの目が見開く
同時に、シルディが辺りに目を配った
「シルディ様…」
「やけに絡まれる日ですね…」
少し遅れてから、周囲に気付いた5人
「さっきの野郎共か?」
と、スンネ。
「彼らはには言わない様に暗示をかけたから、たぶん違う」
メリーが返す
「10人・・・・それも元帥…」
と、カウディ
「ごめんなさい。
原因は……私だ…。」
メリーは扇子に乗ったまま、シルディに背を向けて話す
「(………成る程)」
その態度にある程度、察しがついた
「・・・・聖者は、仲間であるあなたに見張りを付けてるのですか?」
「・・・・・・・うん、暗部の者をね。
それはさっき、切り離して来たはずなんだけど…。」
嗅ぎ付けて来たのは元帥か……と、めんどくさそうに言い捨てた
彼女の背中越しに見える白い息
力をいれてしまえば簡単に折れてしまいそうな肩が、危なっかしくも綺麗…
「(儚いな……)」

