空中ブランコ





「つッ!!!!!(なんつー空気を出すんだよ!!この小娘は!!!!!)」


「早く銃を下ろしな。二度は言わない。」


「・・・・・・お前みたいなガキが元帥な訳がねぇ!!!張ったりだ!!」


「まぁ、元帥じゃなかったとしても、あんたより強いのは確かね。」





 その言葉に男はぶちギレた




「トランプ・・・・・」

「おい!!馬鹿野郎!!!!
仲間にトランプ発動させんじゃねぇ!!!裏切り行為だぞっ!!!!!!」



 仲間が叫ぶが男は止まらない




「最高値発動だっ!!!!!!!」



 男の言葉で、銃口が赤に染まっていく




「う"ぉぉぉぉぉぉ!!!!!」




ドバンッバンッバンッバンッドババババッ!!!!!!!!!




 爆音と共に弾が飛ぶ







 ―――――それもほんのしばらくのこと







「はぁっはぁ…あの至近距離なら逃げられねぇ・・…。・・・・俺をバカにするからだ」




 辺り一面に雪が舞い上がり、白一色の世界に





「……弱いよ。」



 下る語尾。

 至近距離で打留めたはずの少女の声が響く