私が全部悪いんだよ

私があの人に恋をしてしまったから


君は彼が好きだった

ずっと知ってた

でも言わなかった

言ったって君は否定するから…

君の“好き”は恋ではないから…

だけど

私が悪いの

私のせいだよ


君はもっと彼と話したかった

もっと笑いあいたかった

もっと触れたかった

もっと近くに居たかった

それを出来なくしたのは

この私


私が彼に恋なんかしなければ

君はもっと彼のそばに居れた

私が彼を好きになんかならなければ

君が彼を好きになってたかもしれない


私への声援は全てウソじゃない

私の悲しみを受け止めてくれたのも

上辺だけじゃない

いつだって君は

私の背中を押してた

そして君はいつも

彼とは違う誰かを想っていた


でも私には感じてしまう

君が彼に向ける特別な感情を

私が断ち切ってしまった


ねぇ…

君は違うと思っていても

もし本当に違うんだとしても

……私にはこうしか思えないの




私が彼を想わなければ

君が彼を掴もうとしていたよ…