青空の虹

帰る?

それとも……

もう一度、大きく深呼吸をして、笑ってみる。

大丈夫。

私は、ひとり、今来た道を戻った。










揺れる心に蓋をして、檻の中で動かないライオンを見つめ続けた。










馬鹿みたいに寂しくて、馬鹿みたいに哀しくて、馬鹿みたいに苦しくて………










動けなくなった自分の弱さに呆れ果てた。










瞭くん










私は、やっぱり、ひとりになるのが怖い。

でも、本当は、ひとりじゃないほうがもっと怖くて……。

ひとりじゃない幸せを知ってしまうと、ひとりに戻るのが堪らなく不安で……。


考え始めたら止まらないマイナス思考。