先輩の言いなり











「で、用って?」





本題を忘れとった。





先輩も忘れてたみたいで、あ~って思い出したように言った。








「俺、今日日番やから、仕事手伝ってほしいねん」







あたしが?




ま、パシリやしね。







「とりあえず、朝は日誌を書かかなアカンから、よろしく」




あたしに向けて、差し出された日誌。








とうとう、本格的なパシリ生活が始まった。