「転校生―!?」

クラスのみんなが騒ぐ。


「先生〜!6年の夏に転校生とか冗談やめてくださいよーっ!」


純堵が笑いながら言った。

「冗談じゃありません。かっこいい男の子ですよ♪」

先生が言った“かっこいい男の子”
この単語が出た瞬間クラスの女子は目を輝かせた。


あたし、莉那もその1人に入る。


「かっこいいのか〜」


呟いたら隣の男子に


「別に春田とは何の関係も築かれねーよ」


って笑われて言われたから殴っておいた。