宿をチェックアウトして、車での帰り道…
裕亮は片方の頬を赤くして、ムッとしていた;;
当たり前だよね;;私、思いっきり平手打ちしちゃったし;;

裕亮は、ムッとしつつも、謝ってくれた…私も、叩いた事を謝ったけど…
私の心には、今迄とは違う、心臓がむず痒くなるような感情が、ふつふつと芽生え始めていた…


助手席から運転席の裕亮を見る…今迄とは違う視点…見てるだけで、心臓が高鳴る…

『…本当に…ごめんね?』

『…良いよ…俺も悪かったし…』

『あの時…裕亮が男に見えて…』

『否…俺は初めから男だけど;;』

『…急に…恥ずかしくなったの//』

『あー…異性として見ちゃった訳ね(笑)』

裕亮の言葉に、私は頷いた…そんな私を、裕亮は横目でチラッと見て、優しく頭を撫でてくれた…