車の運転席は裕亮…私は助手席…

適当にMDを流し、二人ご機嫌で現地に向かって出発した。
予約した宿は、遊園地から近い住所。素泊まりプランだから、夜11時迄にチェックインすればOKらしい。

『裕亮ぇ、何時まで遊ぼうか♪』

『クスッ…何時でもいいよ(笑)』

『じゃあ、全部制覇するのが目標ね♪』

『アハハ、マジで高校の時と変わらねぇ(笑)』

『裕亮は制覇やらないの?』

『…フッ…やるに決まってんじゃん(笑)』

『アハハ、うちらって成長してないなぁ(笑)』

『よっしゃストレス発散の旅…飛ばすぞー♪』

グンとスピードが上がる…と言っても、捕まらない程度(笑)
大音量で音楽を聴きながら、私達は学生の頃の様なハイテンションで向かった。