「お前、俺と『家族』になんだろ? だったら、それくらい言えよ? 俺、少なくともお前1人なんとか出来るぐらい大人なつもりだけど」 アイツの表情は今まで見た事ないくらい真剣だった。 まっすぐ、私の瞳を覗き込むように注がれる視線。 乗せられた手が優しく、私の髪を梳く。 ―――――トクンッ――。 心臓が小さく音を立てた気がした。 今まで感じた事のないざわつきが胸を締め付ける。 この感じ、何―――? この気持ちは…… いやいや、そんなワケないッ!! 私がアイツを…、有り得ない。 .