「華恋ちゃん、初めまして。一ノ瀬藍紫と言います。…これからよろしくね?」 微笑を浮かべ、私に手を差し出したその人は忘れもしない、 あの雨の日。 体育館で出会った。 タオルを返す為に 学校中探し続けた。 最悪なアイツだった。 .