「あたしたちの奈美泣かせた罪は大きいんだから。」
「…ありがと、2人とも！」
二人が嬉しいこと言ってくれるから、また泣いてしまった。
そしたら、2人は抱きしめてくれた。
「…丸山の気持ち、自覚したんでしょう？」
「…っうん」
「伝えておいで」
「でもっ…！」
「伝えないまま後悔するより、伝えて後悔する方が良いよ！」
桜はきっと笑っている。
「美和子ぉ…さくぅ…本当に、ありがと…、大好き…！」
私は、今日の放課後に、告白することを決めた。
両手で包む二人のぬくもりは、今の私の心と同様に、あったかかった。
しっかりと、その両手のぬくもりを抱きしめたんだ。
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