「じゃーんっ!今日も作ってきたよっ!」


そう言って、彼女は持ってきたタッパーを開き、色とりどりのかわいいお菓子を出してきた。



「わぁっ!美味しそうっ!!」

「ほんと,奈美って料理上手だよね!」



そう褒め称えられた彼女は,ヘラッと笑い,頭をかいた。



「そう言ってくれると作りがいがあるよ~,いつも食べてくれてありがとね☆」


そう笑った彼女に,お菓子を食べていた二人の友達は,ハートを射抜かれた。



「奈美…っ!!」


「ん??」


「お持ちかえr「黙れ」



一人が暴走しかけると,もう一人が止めた。



「おぉーっ!奈美っ!また作ってきたのか!!」


後方から,声と手が現れ,ビックリして後ろを振り替えると,


「げ!丸山…」


がいた。


「俺も作ってきたんだ!カップケーキ!」


「…ちゃんと食えるようになってるんでしょうね??」


「あぁ!」


「…あーむ……!?!?!?」



かれのカップケーキを口に入れた瞬間,彼女は何か衝撃が走ったような顔をして,うつむいた。



「何々!?そんなにうまいの!?」



早く感想がほしく急かす。





「…にっがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁいっ!!!!」



そんな彼女の叫び声は学校中に響くのであった…




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