「わりぃ。雨音。」





『憐、いかないで。』




この日はダチが誰か知らない相手に殺されかけて話をつけに行くと言った日。





そんな危ないことしてほしくない。




「雨音。オレは死にいくわけじゃねぇ。」




『・・・』




「戻ってくる。大丈夫だ。」




『絶対。絶対だよ!』




「あったりめーだ。こんなことでくたばってたまるか。」











そうやってバイバイした。



未だかつて、憐と戦った相手を知らない。