ぬいぐるみに恋する少女





「お久しぶり。」



俺は屋上に来た。




俺より先に来た須川は警戒した目で俺を見る。




まだ俺のことを警戒してるのかよ。





俺は須川の隣に座った。




「ミシン、サンキューな。」



「ミシンのせいにばっかしないでね。」



はいはい、俺の不器用さのせいです。