ぬいぐるみに恋する少女





俺は校庭に向かった。



さて、遊ぶか。





「須川さんがいない…。」


先生が戸惑う。



当たり前だろ。



あいつは人と関わろうとしないんだから。




「佐藤くん…探してくれる?」


はぁっ!?



「先生は?」


「先生は皆をまとめなきゃ。大勢を放って置くことはできないでしょ?」




ちっ。



なんで大人の言い分って言い返せられねぇんだ。