ぬいぐるみに恋する少女





「アヤメ、早く行かないと遅刻するでしょ!」



「は~い!んじゃ、フミヤ行ってくるねぇ!」




俺に投げキッスしてハイテンションな姉ちゃんは学校に出かけた。




相変わらず朝からテンション高いなー。





そんな俺は、今日は振り替え休日。



久しぶりにのんびりできる。




「お母さん、お仕事出かけてくるから



昼はあるもので済ませておいて。」




母親は俺の朝御飯の支度をしてから、仕事服姿で家を出て行った。




家に俺一人かよ。