ぬいぐるみに恋する少女





須川を見るといつもの警戒した顔から



安らいだ何か夢を見るような顔をしていた。





こう見れば普通の女の子。









「だって性格ないほうがいいじゃない。



性格がなければ"スキ"も"キライ"もない。




だから、アキラはずっとあたしを裏切らない。」





そう言って須川は小さくほほ笑んだ。