ぬいぐるみに恋する少女



男子たちはこちらに向かってきて、俺はこいつらの相手をした。



・・・っが、人数で負けている。



「佐藤くん!」


奴らに捕まった泣き出す須川を助ける事が出来ない。



ちきしょぉ…なんで…なんで…俺はこんなに弱いんだ…。





「あんたら~、マジでせこいぞー!!」


須川を捕まえている奴の頭をポカンっとげんこつで誰かが叩いた。