ぬいぐるみに恋する少女





「だから、人間なんて信じられないっ!!!」



須川は叫んで、階段をものすごい速さで駆け上がる。




「須川!」



俺は須川のあとを追いかけた。



そして、辿り着いたのは屋上。




「須川…。」



俺は当たりを見まわした。



須川はフェンスを乗り越えていた。




「須川!」




俺は急いでフェンスを乗り越えて須川をつかんだ。