ぬいぐるみに恋する少女








「なぁ…須川、遅くねぇか?」



昼休み、今までのように屋上に行くとその間に須川の私物が荒らされる事を恐れ、教室にいることにした。



俺は池田とゲームの話をしていると須川はトイレに行くと言いだした。




俺はさすがにトイレまでついていけないので、そのまま一人で行かせたけど…。



「女子って遅いじゃん。」



池田はさらりと言う。



だけど、遅すぎるだろ。




「俺、ちょっと見てくる。」