「は?」 姉ちゃんは全身からハテナを出す。 「あんた勉強しすぎで頭おかしくなった?」 「姉ちゃんこそ高校受験の勉強しなくていいのかよ? 塾も行ってないんだから少しは危機感持ったほうがいいんじゃねぇの?」 姉ちゃんはみるみるうちに顔が赤くなっていく。 「よっ…余計なお世話だぁーっ!!!! 出てけー!」 って俺の部屋なんだけど。 「行ってきまーす。」 俺は塾のカバンを持って家を出た。