ぬいぐるみに恋する少女





「仕方がないことなんだよ。」




はい?




「須川はこういう病気を持っている。



飯塚(担任)先生はそれをクラスの皆に分かってほしかった。




それを君にとっては道徳のダシに聞こえたかもしれない。




しかし、動くのはクラスの皆だ。




どう感じでどう動くのは生徒。



君のこの行動も須川を思ってのことで良い行動だ。




俺はお前を褒めたたえるぞ。」





そう言って、杉山先生は俺の頭をポンポンとなでる。