ぬいぐるみに恋する少女





「あ…須川さんの事について


私が道徳の時間を使って話したんです。




そしたら彼が・・・」




おぃ、さっちゃん。



その言い方は告げ口にしか聞こえないぞ。





「ふーむ…須川か…。」



杉山先生も気になる点があるらしい。




「俺…べつに須川さんのことについて話すのはいいんです。



だけど…道徳のダシに使うような気がして…嫌だったんです。」