「用事って何なの?別に明日じゃなくてもいいじゃない。」



「明日じゃないといけねーんだよ。」



「何で?。用事って何よー。」



「ちっ、何だっていいだろ。」




また舌打ちしたー。むーかーつーくー。


もう、こんなことやってても、らちが明かないや。




「もういい。一樹なんて知らない。」




私は隣の寝室に入りベッドに倒れこんだ。そしてクッションをぎゅーと抱きしめる。



一樹のばか。何隠してるの?もしかして浮気じゃないよね?



悪い考えばかり浮かんできて涙が頬を伝う。



もういいもん。
今日はこのベッドで一人で寝てやる。一樹なんてソファーで寝ればいいし。





私は一樹の匂いがするこのベッドで眠りに落ちた。