「あ…。」 タカ君が立ち止まって空を見ていた。 あたしも同じ空を見て声が出た 「あ…。」 黒い空を一面の水玉模柄にしたみたいに 雪が舞っていた。 「…すごぃ すごぃキレイな雪だね。」 丁度雲が切れたのか、月そのものは見えないけど 月の光が雪にあたって 白から金色に変った