暫くして、心を落ち着かせ直して トイレを出た。 するとあたしの席の前でシェイカーを振っていたタカ君が、笑顔で迎えてくれた。 「おかえりさん。」 そしてさっきと同じ、夕日色のカクテルを置いてくれた。 泣いて渇いた喉にキラキラの液体を少しづつ流し込む。 喉の奥がシュワッっとして軽くなった。