どれくらい泣いてたんだろう…。 赤いチェックのハンカチが、ビショビショになって 一滴の水分も吸い取れなくなった頃 あたしの涙腺も底をついた様で 気持ちも落着いてきた。 でも我に返った後の恥ずかしさは、とんでもなくて 「あっ…ありがとう…。 ちょっと…おトイレに行って…キマス…。」 あたしは下を向いたまま、トイレに駆込んだ。