スキップで乱れた髪を直していると、後ろから肩をポンと叩かれた。 「マサヤ! はぁ~びっくりした。」 驚くあたしの後ろに、笑顔のマサヤが立っていた。 「飲み物紅茶でいい? 色々適当に買っちゃったけど。」 マサヤはコンビニの袋を上げて見せる。 乳白色のその袋は、お菓子やジュースが一杯に入ってた。 「あっありがとう。 あたし半分だすよ、いくら?」 「いいよ。 それより寒いし、行こっ。」 マサヤはお財布を出そうとするあたしの手をギュッと繋いで歩きだした。