「阿部…。」

私は寒さも忘れてその場に立ち尽くした。
阿部の存在は私の心を揺るがす。

初恋とは恐ろしいもの、と実感した。



暫く立ち尽くした。

気付くと、空は明るくなっていて、私はそれを合図に家へと戻った。