まぁ、そんなこんなで、あたしの淋しい一日は終わりを告げようとしていた。
『さよなら』
まったくやる気のない放送を聞きながら門を出る。
帰り道は、妄想ワールドです♪
「はぁ沖田さん…現れないかなぁ…幕末時代へタイムスリップ!?とか本当に羨ましすぎるだろぉ」
そんな独り言を呟きながら考えていると……
「おい呼んだか?」
………ん?
あたし…話かけられた?
一旦その場に立ち止まる…が、
いやいや、呼んでないし間違ってたら恥ずかしいでしょ!
そう自分で解釈して歩きだす。
……うん、あたしじゃないよね!
「今日の晩御飯どおしy…どやべっ!?」
いきなり後ろに重心がかかり倒れる……
………が痛くない。
むしろ…ガッチリしていて暖かい。
何が起きたの?
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